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東証、3カ月ぶり一時8900円割れ

15日の東京株式市場は、欧州財政危機の再燃や外国為替市場の円高傾向を懸念し、日経平均株価が反落。約3カ月ぶりに8900円を割り込み、終値は前日終値比73円10銭安の8900円74銭。全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は9.28ポイント安の747.40。ギリシャのユーロ圏離脱観測や、フランスの新政権の財政規律に対する不透明感などが世界的に悪影響が及ぶとの悲観的な見方から、売りが優勢となった。

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15日の東京外国為替市場見通し=欧州不安からリスク回避継続か、豪中銀議事録発表に注目

予想レンジ:1ドル=79円40銭−80円10銭

 15日の東京外国為替市場では、欧州債務懸念に対する警戒感からリスク回避の動きが継続しそうだ。ユーロが引き続き売られやすい一方、ドル買い、円買いが強まりそう。リスク回避の動きが強まった際は、ドルは円に対し弱含む傾向が強く、ドル・円が下落した場合は26週移動平均線が控える79円40銭程度までの下押しが想定される。

 ギリシャ政局をめぐっては、財政緊縮策に反対する左派各党との交渉が折り合わず、6月の再選挙はほぼ不可避の状況。パプリアス大統領は14日、有識者を首相とする案を提案し、15日日本時間午後8時から各政党と詰めの協議を行う予定だが、第2党の急進左派連合はこの提案を拒否しているようで、各党が合意するのは難しくなっている。

 また、米格付け大手のムーディーズ・インベスターズ・サービスは14日、イタリアの金融機関26社の長期債務格付けを引き下げたと発表。スペイン長期国債利回りも上昇(債券価格は下落)するなど、ユーロ圏に対する不安が広がっている。ユーロ・ドルは1月13日に付けた安値1ユーロ=1.2620ドル、ユーロ・円はフシ目である1ユーロ=100円も視界に入ってきた。

 東京時間午前10時30分に豪準備銀行(RBA)が1日開催した理事会の議事録を公表する。前回の理事会では市場予想を上回る0.5%の利下げを実施しており、内容によってさらなる利下げ余地が広がるかどうかに注目。次回理事会では政策金利が据え置かれるとの見方が強い

ヤクルト本社(2267) 利益水準は低迷し、ダノンとの提携効果も不透明

野村証券は5月14日付けで、ヤクルト本社(2267)の目標株価2,400円を継続も、投資判断を「Neutral」→「Reduce」へと引き下げた。

 同社株価はダノンとの戦略的提携が5月15日に契約更改を迎えることから、ダノンによる同社株買い増し期待が先行して大きく上昇してきた。
 ただし、業績は伸び悩んでいることに加えて、11日の決算説明会では企業価値を高める施策の提示もなかった。
 仮にダノンが同社株を買い増しても、採算の低い事業の合理化や資産売却などによる資本効率改善などへの寄与を期待できない。
 企業価値の向上を見込めず現状株価には割高感があると判断したことが投資判断引き下げの背景。

 証券側では現在の同社の株価水準を正当化するには、現在の2倍程度の営業利益の改善が必要と試算。
 ダノンが持ち株比率を高めても、たとえば野球球団の売却、国内のヤクルト事業に係る活動費の抑制など低採算事業の合理化による経営改善が実現するには、相当の時間が必要。

 12年3月期実績と13年3月期会社計画はともにQUICKコンセンサスを下回る証券側予想も下回った。
 成長ドライバーであった医薬品事業は薬価改定の影響を受ける上、海外事業は円高の影響を受けるために利益は伸び悩む見込み。

 【モルガンスタンレーMUFG証券の解説】
 モルガンスタンレーMUFG証券では投資判断「Equal-weight」と目標株価3,100円を継続。
 今期会社計画(営業利益210億円:前期比1%増)は、証券側予想225億円を7%下回った。
 下振れた理由は、国内飲料で予想以上にコスト増加(減価償却費、マーケティング費、R&D費増など)が発生するため。
 加えて、(1)為替が会社前提よりも円高に進行(足元の為替水準が続けば約5億円の営業利益下振れ)、(2)エルプラットが25%の販売数量増計画と楽観的な前提となっていること(10%数量が下振れれば約20億円の営業利益下振れ)から、さらに業績が下振れするリスクがあると分析

通貨オプション ボラティリティー ドル円短期がやや低下

 USD/JPY EUR/USD EUR/JPY GBP/USD
1WK 7.60 9.33 11.55 6.94
1MO 7.96 9.51 12.05 7.02
3MO 8.89 10.64 12.92 7.82
6MO 9.74 11.51 13.83 8.50
9MO 10.29 12.05 14.26 9.05
1YR 10.68 12.32 14.49 9.35

         
 GBP/JPY AUD/USD USD/CHF
1WK 10.21 10.17 9.34
1MO 10.94 10.37 9.85
3MO 11.82 11.49 11.09
6MO 12.68 12.53 12.00
9MO 13.09 13.16 12.48
1YR 13.37 13.51 12.80
東京時間11:04現在 参考値

ドル円の短期が大きく下落、クロス円もやや落ち着いた展開に

欧州株 軟調 英中銀据え置きで英株は下げる場面も

東京時間20:12現在
英FTSE100  5501.24(-28.81 -0.52%)
独DAX  6468.81(-6.50 -0.10%)
仏CAC40  3098.13(-20.52 -0.66%)
スイスSMI  5916.32(-19.81 -0.33%)
※仏CAC40、スイスSMIは15分遅れ

10日中盤の欧州株式市場で各指数ともに軟調に推移している。ただ、全般的には方向感にかけており、上昇に転じる場面もあった。中国の貿易収支で輸出入の伸びが予想外に減速していることは買いを手控えさせている。
先ほど英中銀は金融政策の現行据え置きを決定し、英FTSE100はやや値を落としている。

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